高齢になると肌がここちよく機能的で楽な下着ってうれしいんですよね?
妙に可愛い小さいショーツは変だし、かといってダサいおじいさんみたいなのも…
おばあちゃんのお風呂上りの下着姿は、まるでおじいさん?なのもいやじゃないですか?
高齢になれば毎日のお洗濯は達成感もあって好きな家事のひとつなんですよね。
洗濯物を干した時、ズラッとダサダサの下着っていやじゃないですか?
私はシニアの下着は機能的でダサ可愛い…という程度がいいと思うんですね。
基本は肌にここちよく体にもいい素材と形であること。
高齢になるほど皮膚も弱くなるし、今までのつけもたまりカユミや荒れがでたりするんですね?
母が持っていたのは、綿100%の普通のとトルマリンの綿でアクリル混のも少しありました。
色は、白、ベージュ、薄いサーモンピンクでした。
わたしは、綿、シルクだけだったので母の残したアクリル混を着て見ました。
着て見ると一瞬、暖かいかも?と思ったのですが、少しがさつき意外とスースーするんですね?
やはり下着は天然素材がいいし、綿がいちばん!シルクはお好きなら…という結論です。
デザイナーとして働き定年後母の生活支援から介護まで経験した視線で気づいたことをお伝えしますね?
おばあちゃんの肌着は軽く着て楽なのがいい!
暖かい肌着を高齢者には選ぶことが基本になります。
なので、おばあちゃんの肌着は冬の肌着選びが重要なんですね。
理由は、高齢になるとみんな寒がりになるんです。
筋肉が減ると代謝が落ちて熱を作る力が落ちるだけでなく、体温を維持する力も落ちてしまいます。
これがおばあちゃんが寒がりになる理由です。
夏の下着は汗を吸収し放湿する素材を選べばいいだけなので簡単です。
だから、暖かい肌着選びが高齢者には必須なんですね。
高齢者にヒートテックは肌のカユミや乾燥に
ヒートテックにはポリウレタン、レーヨン、アクリルおよびポリエステルが入っています。
吸湿発熱の働きを持つのはレーヨンです。
化繊や合成繊維でかぶれる人も少なくないですね。
化繊は原料が石油で化学薬品も多く使いますが、構造や機能が似ているパルプ原料のレーヨンでもかゆくなる可能性があります。
ヒートテックは “吸湿発熱繊維” という化学繊維で出来ています。
水分を吸収し繊維が発熱することで暖かくなるという仕組みですから、身体の水分が取られて乾燥してしまうのです。
なので化学の力を借りても暖かい方がいいのはアウターウエアです。
できれば、中着であるシャツやセーターも綿やウール、シルクなどの天然繊維がおすすめですよ。
高齢者の肌着の選び方ポイントは?
高齢者の肌着の素材は質の良い綿がいちばんです。
シルクもいいのですが石鹸や合成洗剤でお洗濯すると硬くなりますから扱いも考慮すると綿です。
人生最終章に入った年齢では下着くらいは上質を身につけたいですよね?
高齢になるほど、日々の暮らしがここちよいことがいちばんの幸せですから。
服は今までよりもひんぱんに買わない分、下着の質にお金をかけてもそれほど家計にひびかないと思うし。
高齢者の肌着のシャツは前開きで脱ぎ着しやすいとか、ワンタッチボタンがいいとかは、年齢ではなく個人差です。
90歳でも健康で自分のことは自分で出来る人は今までどうりでいいし、認知症や体のどこかが不自由な場合は前開きが良い場合もあるんですね。
綿は、糸の質、撚り方、織り方でピンからキリまで
木綿ならどれも同じではなくて、質の良さには差があります。
オーガニック綿ならさらにやわらかくここちいいです、染め方にも違いはでるのです。
綿と言ってもチノパンに使う生地は硬くて吸湿も放湿も悪いですが、ガーゼなら吸湿も放湿もいいので下着に向いています。
ガーゼにも国産の質のいいものから安い海外産もあります。
その質は価格がほぼ目安になりますよ。
原料や製造が国産であることも安心できる条件になりますね。
わたしが下着素材を試した感想
私は基本、綿とシルクしか下着は利用しませんでしたが、世の中に多く売られているというのは需要もあるからだと思い試して見ました。
■アクリル100%の長袖シャツ
ワコールでアクリル100%のこだわりのシャツを買ったことがあるのですが失敗でした。
触るととてもやわらかくふんわりしているのですが、放湿も悪く寒かったです。
キレイなカラー展開で見えてもいいというのが売りだったのですが、やはり無理で下着に見えました。
■ アクリル100%の5分丈レギンス
少しがさつきがあり、暖かさと同時にスースーした。
■ アクリル60%xポリエステル40%のシャツ
少しがさつきがあり、スースー寒かった。
■ 綿70%麻30%のシャツ
触るとなめらかさの中に少しチクチク感もあってリピートはしたくないと感じた。
■ シルク100%のリブ編みのぴったりするレギンス
やや厚手で少し凸凹感が心地悪くぴったりするので暖かさも足りなかった。
■ シルク100%の薄手の天竺のタンクとショーツ
てろっとして肌ざわりよく年中快適ですが夏は綿や麻の方がサラッと感じた。
シルクは着ていない感、履いていない感がする。
■ 竹布(レーヨンの種類になる)
肌触りよくここちよいけれどにおいが少しあるし、シルクと価格が変わらないのでリピはしない。
おばあちゃんにいい下着まとめ
おばあちゃんにいい下着とは、まとめます。
- 素材は質のいい綿が基本、オーガニックはさらにいい。
- 上質なガーゼ素材が暖かく涼しく吸湿も放湿もいい
- 適度なゆとりがあって体を締め付けないのがいい
- 下着こそ上質がいい
- 形はダサ可愛いレベル
- おばあさんだからおじいさんに見えないのがいい
- 地厚さは薄すぎず厚すぎずがよい、薄すぎも頼りない。
布地ってふわっとして厚みも適度にある方が守られている感がしますよ。
織りはスムースがつるっとして肌触りはいいけれど少ないです。
リブは伸びがいいのですが凹凸が少しざらつきますね。
やわらかく撚り粗く織ったガーゼを重ねたのは吸湿も放湿もいいのでおすすめです。
おばあちゃんのショーツ。スムースがおすすめ!
おばあちゃんのショーツはお腹もヒップもすっぽり包むのがおすすめです。
冷えなくて体を守るタイプですね。
グンゼのスムース、安価ではきごこちもよいショーツ
足口も締め付けずハイレグでもないのがいいです。
足口はレースゴムでないし、ゴム縫い付けでもなく、くさり編み風の縁飾りはありますが気になりません。
生地は薄過ぎず肌ざわりの良いもの。
生地はカットソー素材がはきやすいし、天竺よりも地厚なスムースがいいです。
スムースはリブよりも天竺よりも肌当たりがなめらかで気持ちよいのが特徴です
お腹、お尻まですっぽり包み込む深履き立体ショーツ
こちらはフライスですが上質でパターンも股下部分がやや立体です。
アンダーウェアの定番素材として使われることが多いフライス素材は、やわらかく肌ざわりの良い着心地です。
つるっとした肌触り良さは、スムース>フライス>リブの順です。
スムースが最高で次がフライスです。
伸びはフライス>スムースの順です。
足口はレースがなく布でくるまれて中にゴムがはいっているのがポイントです。
この形はほんとに少ないです。
このくらいの地厚さは70代~は守られている感じがあっていいなと思います。
サイズは、S、M、L、このリンクで、LLと3Lは、下記のリンクをクリック後に、下にスクロールするとあります。
素材はカットソー素材がはきやすいし、天竺よりもやや地厚なスムースがいいです。
スムースはリブよりも天竺よりも肌当たりがなめらかで気持ちよいのが特徴です。
天竺は少し肌ざわりが裏目でざらつきます。
リブは良く伸びるのですが織組織が凹凸があって少しざらつきます。
スムースはメリヤスの表目みたいで肌触りがつるっとしているんですね。
スムース織機の糸の絡まり方がメリヤス編みの表目だけが並んだ感じで裏も表もつるっとしているのです。