70歳過ぎると冷え性を感じない人は少ないかも知れません。
筋肉量が少ないので熱を貯められないのです。
わたしは歩くとか家事をしている時はあまり寒くないのですがパソコンに向かうと座りっぱなしなので寒いです。
もちろん電気ストーブはつけています、お部屋全体の暖房はきらいなのです。
トレーニングをして筋肉をつけるのがいちばんいいのですが、着る物や睡眠時を暖かくするだけでも違いますね。
このページでは暖かく着ることについて布の専門家の立場からお話しますね。
肌着や洋服の選び方や着方で冷え対策
肌着は綿、麻、シルクがいいですが、素材だけでなく糸の撚り方や織り方も関係しますよ。
同じ木綿でもふわっと織っている方が吸湿性も放湿性もいいし空気を含むので暖かいです。
肌着は吸湿性も放湿性も自然素材がおすすめ!
まず大事なのは肌着の選び方です。
肌着に綿、シルク、麻、レーヨン以外を着ていませんか?
肌着は肌触りがいいことと吸湿性と放湿性がいいことが大事です。
気づいていなくても常に汗はかいているので肌着で吸湿しないと気持ち悪いですよね?
次に吸湿した水分は肌着から外へ放湿しないと湿って冷えるし気持ち悪いのです。
それができる素材が、綿、麻、シルク、レーヨンです。
レーヨンはパルプが原料ですのでポリエステルとは違いますよ。
分かりやすいく言いますと半分自然素材で、自然素材の、綿、麻、シルクとは違いますが。
肌着には自然素材の、綿、麻、シルク、レーヨンがいいです。
中間着はウールやシルク。ガーゼ素材も暖かい
次に中間着である、シャツやTシャツ、セーターなども自然素材がいいです。
中着にはウールも暖かいです。
ウールは肌着には向いていません。
綿素材でもガーゼは糸の撚りも甘く何重にも重ねたのは温かいです。
但し、ガーゼはアウターには寒いです。
一番外に着る、アウターウエアは、綿、麻、シルク、ウールのほかにポリエステルはアクリルも大丈夫です。
また、自然素材とポリエスエルやアクリルなどの混紡も大丈夫。
睡眠中に暖かくすると起きている時にも冷えにくい
眠っている時に薄着などで冷えると起きてからも冷えやすいです。
眠る時も肌着、パジャマ、寝具に温かく眠れるように気をつけましょう。
寝ている時十分暖かいですか?
夜に冷えたら起きた時も寒いです。
寝ている時ちょうどいい暖かさを知ってください。
敷布団と掛け布団のどちらもちょうどいいですか?
体に近い側に、ポリエステルやアクリルの毛布を使っていませんか?
ポリエステルのフリースの毛布は肌触りいいですが吸湿も放湿もしないので肌に遠い一番外側しか使ってはいけません。
綿やシルクでも硬くて重たい毛布は掛けるのに向いていません。
綿で且つふわっと織られたガーゼ毛布やパシーマがいいと思います。
敷いている側も掛けている側も綿かシルクが一番いいです。
体に近い側は、敷きも掛けも汗を吸収し放湿してくれる素材でないとダメです。
ということは素材は良くても織り方が硬いとか詰まり過ぎているのは吸湿性も放湿性も悪いです。
例えば、撚りが甘い綿糸で粗く織ったのを何重にも重ねるガーゼ素材の毛布は吸湿も放湿もいいのです。
もし、綿でもチノパンみたいな硬い面では吸湿も放湿も悪いでしょう?
暖かく着て働き、暖かく眠ること
眠っている時、起きていて家にいる時、外出の時、寒くない着方ができていますか?
どんなときもすべてに寒くない着方をすると冷えません。
といっても厚着すれば動きづらいし肩も凝ります。
出来る限り、薄くて枚数も少なくて温かい着方がよいです。
そのためには適材適所で素材の性質も考えて選び方が大事なのです。
わたしは寒くない着方や暮らし方をすることで風邪をひかなくなりました。
食べ物で体を冷やさない
熱い国にしかできないコーヒーは、体を冷やすので1日に何杯も飲まない。
体を冷やすビールは特に冬は飲まない
冬は冷たいジュースや炭酸水を飲まない
炎天下では飲んでもよいけれど年中冷たい飲み物は飲み過ぎないことは大事。
砂糖は体を冷やすのでごく少量にする
高齢者が良く食べるバナナは南国の果物なので寒い地方や冬は控えて少なめに。
主食は体を冷やす小麦製品を極力減らす、うどん、ラーメン、パスタ、パンなど。
主食は米がいいけれど、白米は玄米よりも体は冷えるので、分搗き米が玄米にする。
体を温めるショウガを常食する、など。
個人差もあるし、できにくいこともあるかと思いますができることをひとつでも多く習慣にすると楽です。
ヨガやエクササイズ、トレーニングジムもおすすめ!
90歳の滝島美香さんが90歳からでも筋肉はつきます、とおっしゃっているので希望は持てますよね?
何もしないと90歳手前くらいになるととても寒がりになるんですよね?
だから筋肉は多少維持しておかないとね?と思うのです。